- 下駄ばき保育(下駄は、足腰を強くし踏ん張りがきき走力も向上します。足の裏の末梢神経を刺激し五感の働きを活発にします。)
(土浦めぐみ保育園では、25年ほど前から下駄ばき保育を実践しています。以下は、土浦めぐみ保育園の「保育方針-健康な体づくり・下駄ばき保育」のページからの転載です。)
最近は転んでけがをする子どもたちが増えていると言います。
筑波大学名誉教授の浅見高明先生によると、小さい頃から靴を履いている為に、足の指の力が弱くて踏ん張れなくなっている人が多くなっているそうです。踏ん張れないから転んでけがをしてしまう。
では、どうすれば足に踏ん張る力が付くのでしょうか?
浅見先生はかつて、ローマと東京オリンピックのマラソンで優勝した「裸足の王者」アベベの足型をとったことがあるそうです。それをきっかけに「裸足」で生活すると足の指が自然とまっすぐに発達することをつかんだそうです。そのことがアベベの強さの秘密であるとの結論でした。でも、現実的には日常生活で「裸足」で生活するわけにはいきません。そこで浅見先生がたどり着いた答えが「下駄履きの薦め」でした。
浅見先生が「下駄履きの効用」の研究を始めた際、その研究データを提供したのがすでに「下駄履き保育」を実践していた土浦めぐみ保育園でした。その結果、明らかに靴を履いた子よりも下駄履きの子の方が足の指がまっすぐに発達し、足の裏の接地面積が広くなり、足の指の強さも強くなることがわかりました。つまり、「下駄履き」は足が強くなり、足腰が安定し、踏ん張りがきき、走力も向上します。
また、浅見先生は次のようなことも言っています。「下駄は親指と人差し指で鼻緒をしっかりつかむので、指の力が強くなるだけでなく、末梢神経を刺激して脳の働きも活発にしてくれます。めぐみ保育園での研究成果を得て、私は下駄の素晴らしさを改めて認識したのです。」と。
土浦めぐみ保育園では、25年以上前から「下駄履き保育」を続けています。
写真は、ヒノキ新薬株式会社様発行の企業文化誌「エプタ Vol.31-特集 下駄の出番ですよ!」に『下駄で子どもたちの足を鍛える 』と題して土浦めぐみ保育園が紹介された時の掲載写真(撮影:山田省蔵氏)です。この記事内の浅見高明先生のお話を中心に構成させて頂きました。また、浅見先生のお話は「退化する日本人の足の指」でもご覧いただけます。
※牛久めぐみ保育園でも、「下駄ばき保育」を実践していきます。
- 体操教室(3才以上児、週1回専任講師の指導)
- スイミング教室(3才以上児、週1回ジョイフルアスレチィックプール)
- 食育、手作り調理(おやつを含む)、アレルギー食の対応も実施します。
- 天気の良い日は散歩に出かけ自然に親しみ、歩いて体力づくりをします。
- 病後児保育(病気の回復期や急な発熱などの場合など働くお母さんの支援をします